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岡山大が教員評価制度 国立大で初、来年度導入 学部長らに権限 
. [he-forum 2891] 山陽新聞11/15.-up11/16

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『山陽新聞』2001年11月15日付

岡山大が教員評価制度 国立大で初、来年度導入
学部長らに権限

 岡山大は教育、研究、社会貢献、管理・運営の四分野で教員の業績を定期的
に評価する「個人評価制度」を、来年度から導入する方針を十四日までに固め
た。来年一月にも評議会で正式決定する。

 国立大の独立行政法人化や文部科学省が六月に打ち出した再編・統合方針を
にらみ、学内活性化による生き残りを目指す。同大によると、国立大では全国
初の実施になるという。

 教授から助手まですべての専任教員(約千四百人)が対象。評価は学部や研
究所ごとに、自己申告書や関連資料を基に学部長や研究所長が中心になって行
う。

 結果は本人に伝えるとともに、評議会に設置されている委員会に報告。教員
への勧告が必要な場合は委員会が行う。

 学部長らが教員の評価権を握ることに、教員の間には「大学本来の自由な研
究や教育を侵す恐れがある」と反発の声や戸惑いもあるが、千葉喬三副学長は
「教員の格付けが目的ではなく、自己改革による大学全体の活性化が狙い」と
説明している。

 教員の個人評価は、京都大や新潟大、長崎大など数校で実施が検討されてい
るという。