☆ 貧しい奨学金、べらぼうな高学費の日本の高等教育
. [he-forum 2870] 貧しい奨学金、べらぼうな高学費の日本の高等教育-up11/14-
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2001(13).11.13(火)
he-forum 会員各位
貧しい奨学金、べらぼうな高学費の日本の高等教育
週間朝日11月16日号p.56「スズカンのITにタックル(連載)」
に前・慶応大学SFC助教授鈴木寛氏の上記の内容の文章が掲載されてい
ます。以下、要点のみ御紹介しますので詳しくは実物を御覧下さい。
(1)国際人権規約Aでは、高等教育費への家庭の負担の軽減を進める
ように謳っている(教育の機会均等)のに、なんと、加盟145ヶ国中
で、これを保留しているのは「日本」と「マダガスカル」だけ! 残り
143ヶ国は20年にわたって高等教育費への家庭の負担の軽減にとり
くんできたが、日本はお金(税金)を殆ど、「公共事業」につぎ込んだ
だけ 。(注:その結果、人材養成の停滞だけでなく、自然環境まで無
意味に破壊した)
(2)欧米・先進諸国で、日本みたいに奨学金が貧しい反面で高等教育
費が家計を圧迫している国は無い。(各国の取り組みの説明あり)
(注:これも小子化の原因では? また、ただでさえ国際的にみて貧し
い奨学金制度なのに日本育英会を廃止・縮小せよなどという話さえ出て
いる。既に「医者」がそうなって久しいが、金持ちの家に生まれなけれ
ば高等教育を受けられず、高度に専門的な職業に就くことを断念しなけ
ればならないのか? まるで封建時代では?))
(3)ITは高速回線の敷設といった公共事業的発想だけでで推進され
るものではなく、結局、使いこなす人材養成こそ重要。知の時代にこの
有様では国際競争になど勝てるはずが無い。
...etc