☆京都工芸繊維大は単独での存続めざす
. [he-forum 2838] 読売新聞11/07(2)-up11/7.-
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『読売新聞』(Yomiuri On-Line) 2001年11月7日付(2)
京都工芸繊維大は単独での存続めざす
京都工芸繊維大(京都市左京区)は6日、文部科学省が示した国立大の再編・
統合問題に関連し、「大学の特色を生かすため」として単独での存続を目指す
方針を決めた。木村光佑学長が同日の全学集会で表明した。「単独宣言」した
国立大は全国初。
同大学では、〈1〉滋賀大、滋賀医大と統合〈2〉工科系の名古屋工業大と
統合〈3〉単独――の3案を検討。統合すると京都を離れる可能性が高く、西
陣や友禅など伝統産業と深く結びついてきた大学の特色が失われるとして、単
独案を採用した。
同時に、文科省などの理解を得るには大胆なリストラが必要だとして、教職
員の採用を抑え、人事制度なども見直す方針という。
木村学長は「専門に特化した大学こそ存続の意義がある」と話しているが、
文科省大学改革官室は「学問領域の広がりがなければ、科学研究費の獲得など、
今後の大学間競争に耐えられるか疑問」としている。