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☆<盛岡で岩手大拡充整備促進期成会の総会〜将来構想など報告> 
.[he-forum 2828]岩手日日新聞   2001/11/6-up11/6-
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岩手日日新聞   2001/11/6

 <盛岡で岩手大拡充整備促進期成会の総会〜将来構想など報告>

 岩手大学拡充整備促進期成会(会長・増田寛也知事)総会は五日、盛岡市のホテルメトロポリタン盛岡ニューウイングで開かれた。十三年度事業計画を決めるとともに、大学側から県内五大学や北東北国立三大学との連携状況、各学部の課題や将来構想などが報告された。

 総会には、期成会を構成する県内民間企業代表や各種団体代表などから同大関係者を含め約六十人が出席した。

 副会長を務める谷藤裕明県議会議長が開会あいさつ。「国立大学の構造改革方針が示され、全国的に再編・統合を含めた大学構造改革の検討が行われている。この状況の中で岩手大は総合情報処理センターを設置、また、自治体と相互友好協力協定を締結し、大学と自治体との援助、協力体制を構築した。地域にとって岩手大が重要な存在となっていることを裏付けている」と述べた。

 十二年度事業報告、同決算報告を承認。公開科学講演会や教育懇談会の開催、大学改革を推進するための情報収集・調査などを計画した今年度事業計画を決めた。

 この後、海妻矩彦学長が同大の拡充整備計画としてこの一年間に進めた施設整備などを報告。また、文部科学省への十四年度概算要求事項の主なものを紹介。そのうち▽大学院専攻の整備(工学研究科応用分子化学専攻、同物質工学専攻)▽留学センターの新設▽寒冷フィールドサイエンス教育研究センターの新設−などがほぼ決まったことを報告した。

 国立大学を削減する大学構造改革(遠山プラン)について、海妻学長は「秋田大、弘前大、岩手大の間で、統合再編を視野に入れた話を学長間の懇談会の中でしている」と報告。これについて会員は「岩手大(の存続)を県民にアピールするべき」と訴えていた。