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☆ 東大が教養学部に文理類を新設 学部見直し素案まとまる 
.[he-forum 2802]  (朝日新聞) .-11/1up

 東大が教養学部に文理類を新設 学部見直し素案まとまる

朝日新聞ニュース速報

 東京大学は31日までに、学部教育を約40年ぶりに大幅に見直す素案をまとめ、各
学部に示した。現在の文科1〜3類、理科1〜3類の枠組みを、文科、理科ともそれぞ
れ二つに統合し、新たに文理類を設ける。来秋までに正式決定し、06年度入試から実
施する。実現すれば、大学入試で最難関とされる「理科3類」が消える。
 現在、ほとんどの大学では、学部や学科ごとに入学試験を実施しているが、東大は文
科、理科の類ごとに合格者を決め、全員が教養学部に入学する独特の方式をとっている
。3年生に進む際、志望と成績により学部を振り分ける。
 学内の教育体制検討委員会のワーキンググループがまとめた今回の素案では、この仕
組みがより緩やかになる。文系の3類は社会科学系の文科A類、人文科学系の文科B類
、理系の3類は数理・物質系の理科A類、生命・医学系の理科B類に再編する。
 文理類は、IT(情報技術)や生命倫理など文系、理系という区分を超えて修得が必
要な学問分野が出てきたことから、新設を検討することになったという。
 素案に対し、理3が消えることに「難易度が下がり、東大全体の地盤沈下につながら
ないか」などの懸念が出ている。文1の見直しも、04年春から新設されるロースクー
ル(法科大学院)との関係で「必ず法律が学べるという枠が必要だ」との意見もある。
[2001-10-31-19:15]