『毎日新聞』広島版  2001年11月29日付

広島大が医学部と歯学部を統合へ

　広島大の牟田泰三学長はこのほど、医学部と歯学部を統合すると同時にスタッフの所属を学部から大学院に移し、新しく「広島大大学院医歯薬学総合研究科」を設置する計画を明らかにした。国の０２年度予算で認められれば、来年４月から新体制に移行する。　

　新しく作る研究科には放射線影響研究所（放影研＝南区）からも４人の研究者を客員教授として招き、学内の原医研も含め共同研究を行う体制を強化する。この結果、広島大大学院の学生が放影研で指導を受けることになり、放影研側にも、課題とされてきた若手研究者の育成につながる効果が期待される。　【森田真潮】