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☆宮崎大と宮崎医科大統合で4学部体制を確認
  [he-forum 2800] 宮崎日日新聞10/31-10/31up
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『宮崎日日新聞』2001年10月31日付


宮崎大と宮崎医科大統合で4学部体制を確認


 宮崎大(二神光次学長)と宮崎医科大(森満保学長)の統合に向けて、宮崎

地区国立大学統合問題協議会は三十日、四回目の会合を開き、五専門部会が中
間報告を行った。二〇〇三年十月をめどに統合し、宮崎大の現在の三学部に、
医学部を加えた四学部で再スタートすることを正式に確認した。


 しかし、宮崎大の二神学長の「現時点で統合のメリットは見いだせた。県民
に対して責任を持つためにも調印を行いたい」との要望に対し、宮崎医科大の
森満学長は「中間報告ではメリットはない。調印はできない」と拒否。約二時
間半にわたる協議は「本音で語り合うことができた」と評価する一方、両大学
の統合に向けての溝があらためて浮き彫りになった。


 同協議会は宮崎医科大で開催。両大学の関係者約三十人が出席、非公式で行
われた。宮崎医科大の森満学長は、九月上旬に発表した「国内唯一の生命科学
に特化した総合的医科大学」とする私案を(宮崎医科大の総意として)正式に
提案。これに対して、宮崎大の二神学長は「私案に対して、検討する気持ちは
ない」と反論した。


 関係者によると、中間報告で挙げられた統合のメリットは(1)四学部の再編
統合で研究、教育両面にわたって強化できる(2)学生の交流の幅が広がる(3)教
養教育科目の選択肢が増える―など。宮崎大の二神学長は「メリットは見えた」
としたが、宮崎医科大の森満学長は「統合には理念が必要。今後も引き続き
『生命科学』に特化した新大学のビジョンをアピールし、理解を求めたい」と
話した。同協議会は来月以降に五回目を開く予定。


 同協議会は昨年十二月に設置。今年四月以降、専門部会を開催して検討して
きた。専門部会は、将来計画▽管理運営体制▽教育問題等▽入試▽事務組織の

五つ。