『高知新聞』2001年10月25日付
統合へ実質協議開始 高知大と高知医大
高知大(高知市曙町二丁目、山本晋平学長)と高知医大(南国市岡豊町、池 田久男学長)の統合協議会の専門部会合同会議が二十四日、高知医大で開かれ、 各委員が両大学の現状や協議事項を確認するなど実質協議が始まった。協議会 から各部会に「十二月中旬には中間報告を」との要請も出された。
専門部会は「学生教育・生活」「教育・研究組織」など五部会で、統合への
課題を実務レベルで協議する。委員は教授や学部長、職員らで構成し、八人の
「入試」以外は各部会とも十二人。両大の副学長や事務局長を各部会長に指名
した。
合同会議には約五十人が出席。まず両学長が統合の意義や目的など、これま
で二度の協議会の合意項目を報告。両大学の沿革や概要も説明した。委員から
は学生寮の運営などの質問が出たが、この日は初顔合わせの意味合いが強く、
今後のスケジュール調整を話し合うにとどまった。 ただ、統合目標が十五年十月に迫っていることもあり、山本学長が「十二月
中旬には中間報告を出してほしい」と各部会に要請。今後は各専門部会がそれ
ぞれの日程で検討事項を協議する。
会議後、記者会見した両学長は「次回協議会(十一月二十日)には大枠が決
まるのでは」と話した。
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