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一橋大、学生の成績を数値化する「GPA」導入へ

朝日新聞ニュース速報

 一橋大学は、学生の成績評価に、米国で普及している「GPA」(グレード・ポイン ト・アベレージ)という数値中心の新システムを03年度から4学部でいっせいに導入 することを決めた。文部科学省によると、GPAを全学規模で採用する国立大は初めてという。
 一橋大は、現在、科目成績をA〜Dの4段階で評価している。GPA方式では、科目ごとに良い順にA、B、C、D、Fの五つの段階で評価し、それぞれに4、3、2、1 、0の点を与える。学期末などに総点数から、一人一人の学生の平均点(GPA)を割 り出す。
 GPA制の導入で、評価する教授の意識改革を期待。ばらつきが目立つ成績の付け方 に秩序ができ、学生が「楽勝科目」に流れる風潮に歯止めをかけ、授業の工夫、学習意 欲の向上につながるとみている。将来は相対評価の導入も検討する。
 米国では、GPAを奨学金給付、進級の判定に用い、通常2・0を下回れば厳しく指 導し、なお不振が続けば退学を勧告する大学が多い。一橋大でも、米国のように使うべ きだという声もあったが、「まだ日本の大学に根付いていない」などの反対が強く、将 来の検討課題と先送りした。  石弘光学長は「今後は、例えば米国への留学を希望する学生が自分の力をGPAで示 せる。その意味で、成績評価をグローバルスタンダードに合わせることになる」と話し ている。
 文科省によると、「出にくい大学」づくりの観点からGPA制を中心にした厳格な成 績評価方式を導入する4年制大学が急増し、私立大を中心に約60校を数える。
[2001-10-23-07:49]

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☆ 一橋大、学生の成績を数値化する「GPA」導入へ
  2001.10.23 [he-forum 2736] 一橋大、学生の成績を数値化する「GPA」導入へ(朝日新聞).
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