『西日本新聞』2001年10月20日付
九州の産学官連携へ 交流センターを設置 来年度「サミット」で提言
「九州地域産学官連携サミット」(内閣府、九州・山口経済連合会、日本学
術会議主催)が二十日、福岡市で開かれ、来年度初めにも「九州地域産学官交
流センター」(仮称)を開設することを決めた。九州全体で産学官の連携を加
速させ、新産業・技術の育成を進める狙いで、九州では初の試みという。
サミットには、尾身幸次・科学技術担当相や大野茂・九経連会長、麻生渡・
福岡県知事、杉岡洋一・九州大学学長らが出席。杉岡学長が新産業創出には 「九州の連携強化が必要」として、同センターの設置を提言。尾身科技相も
「国としても積極的に支援したい」などと賛意を示した。
産学官連携は、担当省庁が文部科学省と経済産業省に分かれているが、同セ
ンターを設置して窓口を一元化することで、産学官連携を本格化する狙いがあ
る。同センターでは、年二回会合を開くほか、九州での共同研究などを「現状
の五割増にしたい」(九州経済産業局)という。 地域産学官連携サミットは全国九ブロックで開催される予定で、九州が最初
の開催となった。
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