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『日本経済新聞』2001年10月18日付

奈良国立博物館、独立法人の施策を本格化

 奈良国立博物館(奈良市、鷲塚泰光館長)は、4月に独立行政法人に移行して初めて本格的な集客・PR策に乗り出した。27日からの大型行事の正倉院展 会期中(11月12日まで)に茶会やコンサートなどを開き、奈良県には観光PR の場として館内一部回廊を開放。増収策づくりへの試金石とする。
 同館は4月に東京、京都の国立博物館と「独立行政法人国立博物館」を設 立。運営は国の資金に頼れなくなった。5億8000万円(2001年度)の国交付金は、来年度に5億3000万円(概算要求)程度へ減る見込み。同館は来館者が多 い正倉院展を好機とみて、企画段階から市民団体などと集客・PR活動を協議 してきた。
 会期中は、10日間を地元茶道団体などと茶会を開き希望者に500円で抹茶と 菓子を提供。30日は無料着付けサービスを行う。来月9日夕には本館でコンサー ト「バロック音楽の夕べ」を開催。館自ら主催に回り、正倉院展とセット券 (5000円)を販売する。

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独行法反対首都圏ネットワーク                               

☆奈良国立博物館、独立法人の施策を本格化
  2001.10.19 : [he-forum 2717] 日本経済新聞10/18
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