第7回 将来構想ワーキング・グループ(議事メモ)

日 時 平成13年10月1日(月) 14:00〜16:00 場 所 国立大学協会 会議室

出席者 長尾会長     松尾座長     石、山田、佐々木、佐藤(代理;中井副学長)、吉川、鮎川、池田各委員     奥野専門委員

○ 議事に先立ち、座長から、代理出席者の紹介と本日の議事の進め方について 説明があった後、次のような報告があった。・9月27日開催の臨時理事会に 「中間報告」に対するWGの中間的な報告として資料(「国立大学法人化等に関 して」)を提出し各担当理事から要点を説明したが、特に意見はなかった。・臨 時理事会では、必要があればWGの意見と設置特委と調整を図るが、再度理事会 を開催することも難しいことから、書面で理事会メンバーに諮った上10月29 日開催の臨時総会に報告しご意見を伺い、「中間報告」に対する国大協の意見と して10月中に文部科学省に提出することが確認された。・「中間報告」等に対 する国大協の基本的考え方を表明するため、本日のWG終了後、会長と両副会長 が記者会見を行うことにしているが、必要ならばWGでの論点等について説明を したい。 ○ 座長の報告・に関連して設置特委石委員長から、9月19日開催の設置特委 において「中間報告」に対する設置特委としての対応を協議した結果、馬渡専門 委員を座長に専門委員会議において「中間報告」に対する意見をまとめることに なっているが、委員長としては次回の設置特委(10月19日開催)では、この原案 について検討し、パブリック・コメントとしての意見として整理する方向で対応 したいとの発言があった。

〔議 事〕
1. 国立大学の法人化について
○ 座長から、その後1大学より「中間報告」に対する意見が設置特委とともに 本WGにも提出されたので検討の参考にしていただきたいと紹介があった後、 WGとしてのまとめの目処がたってきたが、本日は、・法人化後の大学の組織形 態、・学長等の選考・教職員の身分、・財務・会計制度について議論し、重要な ところで大筋の合意を得ておきたいとの提案があり、各理事から提出されている 資料により議論された。 ・ 法人化後の大学の組織形態について  副学長については現在の各大学の態様からも専任以外に教授併任も可とした い、監事については「主に経営面を監査する」としてはどうか、役員については 学外者の解釈も含めて池田理事担当の事項との整合性を図る必要がある、「教授 会」について新たに項目を立てた方がよい、「留意事項」は重要だが参考資料と して扱ってはどうか等の意見があり、吉川理事が次回までに修正・整理すること とした。 ・ 学長等の選考・教職員の身分について 選考方法は大学によって違ってよいと思うが、かねて弊害の指摘が強い「従来 の慣習」の文言は削除してはどうか、「公務員・非公務員の選択について弾力的 な制度設計が望まれる」ということでよいと思うが同一大学内で教員とそれ以外 の職員の身分が同じである必要はないのではないか、公務員型か非公務員型かは 今の段階では決めがたいという方向で整理にした方がよい、学外者としての非常 勤役員の権限・任務について整理が必要、また有識者ニして運営諮問会議や運営 協議会に参画する学外者についても整理が必要ではないか、学外者の定義は書き 込んでおきたい、学外者を狭く捉えない方がよい等の意見があり、池田理事が次 回までに修正・整理することとした。 ・ 財務・会計制度について  初めに座長から、佐藤理事作成の資料「評価と資源配分」と「大学法人の会計 基準」は併せて一つの柱にまとめたいと諮られた。山田理事から、提出の「財務 会計制度」(配付資料)について説明が、佐藤理事に代わって出席の中井副学長か ら、佐藤理事がその後書き直した内容について口頭で説明があった。意見交換で は、財務会計については今後の検討に待つべき問題も少なくないので、細かい部 分に立ち入るのは避けてポイントを絞ってまとめたい、今回は「中間報告」に対 する意見だから、関連するとしても「遠山プラン」には触れない方がよい等の意 見があり、佐藤理事と山田理事が相談し、修正・整理の上次回提出することとし た。 ○ 座長から、文科省へ提出する「中間報告」に対する意見のまとめ方として は、数頁程度に整理し項目を上げて簡潔に要点を述べるのが効果的と思う。その 際、文章のスタイルは吉川理事の書き方が読みやすいと思うので、それに合わせ て各項目について担当理事にスタイルを揃えていただき、座長の元でその全体の 調整をしたい。それと、意見とりまとめの目的、経緯等を座長が書き加え、併せ て次回提出することとしたい、との提案があった。 ○「中間報告」に対するWGと設置特委の意見がまとまった後の取り扱い方につ いては、両者の意見に重複があったとしてもベクトルに違いがなければ特に調整 することはしないで、WGの意見は理事会、臨時総会の了承を得て国大協の意見 として文科省へ提出し、設置特委の意見はパブリック・コメントとして別途文科 省へ提出する方向で今後作業を進めることとなった。

2. その他
○ 会長から、今日のWG終了後、記者会見して公表することとしている「会長 談話」の内容を紹介し、若干の説明があった。 以上


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☆第7回 将来構想ワーキング・グループ(議事メモ) 
2001.10/14  [he-forum 2690] 国大協将来構想WG第7回