第14回設置形態検討特別委員会(議事メモ)

 日時平成13年9月19日(月)16:00〜17:55
 場所学士会分館(本郷)6号室  出席者石委員長
 松尾副委員長  海妻,阿部,北原,磯野,鈴木,宮田,隆島,杉岡,田中各委員  馬渡,小早川,森田,若杉,奥野,丸山,西川,浦部各専門委員  石委員長主宰のもとに開会。

 議事に先立ち委員長から,去る7月5日開催の臨時理事会において前回総会 以後の急激な情勢変化に柔軟かつ機動的に対処するため,理事会に「将来構想 ワーキング・グループ」が設置されたが,本特別委員会も当分の間存続させる こととなり,委員長に小職が,また副委員長に松尾副会長が指名された旨の報 告があった後,第5常置委員会及び第8常置委員会の委員長交代に伴って新た に委員に就任された,宮田清蔵・東京農工大学長及び佐々木毅・東京大学長 (本日欠席)の紹介があった。
〔議事〕 1.「新しい『国立大学法人』像について」(中間報告案)について (1) 初めに委員長から,「中間報告案」が提出されるまでの文部科学省,国大 協における検討の経緯と前回特別委員会(H.13.5.21)以降,本委員会として は,「専門委員会連絡会議」に依頼し,文部科学省が発表した「『中間報告の とりまとめの方向(案)』についての意見を取りまとめていただき,調査検討 会議に提出したことなどの報告があった。
 なお,本日配付の「中間報告案」は未定稿であり,今後,一部修正が加えら れ「中間報告」として9月27日に公表され,パブリックコメントに付し,再度 の連絡調整会議を中心に調整の上,今年度中に「最終報告」としてまとめられ る予定であることなどの紹介もあった。 (2) 「中間報告案」に関して,9名の委員から意見の提出があったことなどの 紹介があった後,自由な意見交換が行われた。
 委員からは,経営・教学の一致問題,教員身分と教特法,アカデミック・フ リーダムの精神の盛り込み,施設設備の現物出資,運営組織A〜C案併記と絞 り込み,未確定の事項(A〜C案,教職員の身分,学長の選出方法)に対する 文部科学省の見方,国大協としての意見表明のやり方などに関する発言,意見 交換があった。 (3) これらの意見交換を受け,委員長から,「中間報告」は国立大学に片寄り すぎる等の批判が,パブリックコメントを含めて,政治家・公私立大学関係者・ 他省庁関係者から出る可能性があり,今後は指摘があったように,重要な論点 に絞り,国大協としての意見をしっかり表明することが必要であるとのまとめ があった。 2.今後の対応について (1) 委員長から,当面の「中間報告」に対する本委員会としての意見の取りま とめ方が諮られたが,国大協としての意見の取りまとめ方もあり,初めに理事 会「将来構想ワーキング・グループ」の座長,松尾副会長から,ワーキング・ グループにおける国大協理事会としてこの問題への意見の取りまとめ状況の説 明があった。 (2) これを受けて協議の結果,設置形態検討特別委員会としては,次のように 対応することとなった。
 1)「中間報告」に対してはパブリック・コメントとしても対応するため,専 門的な立場からの意見集約を行う。  2) 早急に対応する必要があり,意見の原案作成作業は,設置形態検討特別 委員会の専門委員各位にお願いする。
 3) 設置形態検討特別委員会はその原案を審議し,必要があれば「将来構想 ワーキング・グループ」との調整を行い,意見案をまとめる。 (3) 国大協としての対応について,次のように確認された。
 1) 設置形態検討特別委員会,理事会「将来構想ワーキング・グループ」が まとめた意見案を,どのような形で一本化し,文部科学省に提示するか(設置 特委の名前で意見案とするか,理事会名か,国大協としてか)は,9月27日の 臨時理事会で協議する。仮に,国大協として意見表明をするなら,締切りが10 月下旬とすれば,臨時総会の議を経る必要がある。
 2) 国大協としての正式な見解を表明するとなれば,長尾会長が「長尾見解」 のようなものも準備されるようなことも聞き及ぶので,会長との調整も必要で ある。以上をもって本日の議事を終了した。


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2001.10.7 [he-forum 2668] 第14回国大協特別委員会