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☆正式合意なく検討開始も
2001.10.4 [he-forum 2661] 北日本新聞10/03
『北日本新聞』2001年10月4日付
◆ 正式合意なく検討開始も
3大学再編 富山大、富山医薬大、高岡短大の再編統合問題は、三大学の中で唯一、意見
を集約していない富山医薬大が、正式に合意しないまま、三大学の幹部を中心
に再編統合の検討を始める、見切り発車の可能性が出てきた。再編統合の結論
を年内に出す計画だったが、富山医薬大は医・薬学部が再編統合の方針を了承
しておらず、同大のゴーサインを待っていては議論がまとまらない可能性があ
る。同大の意見集約と並行しながら検討を進めていく。 三大学の幹部は当初、各大学で合意した後「再編統合推進に関する合意書」
に調印し、検討に入るとしていた。富山医薬大内には「富山大の将来的なリス
トラ策が明確でない」「高岡短大とは大学の性格がかけ離れ過ぎている」など、
再編統合に依然として慎重論が強い。文部科学省のヒアリングが来年一月にあ
り、時間的な余裕がないことから、富山大と高岡短大は調印という手続きにこ
だわらず、新大学が打ち出す特色や組織編成の議論を始める意向を固めている。
新大学の構想については、富山医薬大、高岡短大がどのような将来像を目指
すかや学部の編成案を示しており、富山大も「国立大学再編・統合検討委員会」
で学部編成案などをまとめている。 富山医薬大では三日、医学部が教授懇談会を開いた。意見集約はせず、先月
二十七日に発足した新大学の在り方を考える全学ワーキンググループと情報交
換し、再編統合の議論を煮詰めていくことを確認した。学長や副学長、評議員
でつくる新大学構想委員会の第一回委員会も開かれた。
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