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☆大学トップ30、河合塾・旺文社が私案 
2001. [he-forum 2658] 朝日新聞夕刊10/03

『朝日新聞』夕刊2001年10月3日付

大学トップ30、河合塾・旺文社が私案  

文部科学省が打ち出した大学の「トップ30」はどこか。

 大手予備校の河合 塾(名古屋市)と受験出版社の旺文社(東京都新宿区)が、それぞれ私案をま とめた。結果は別表のようになった。  トップ30は、国公立、私立を問わず、大学院を持つ大学を対象に、10の 研究・教育分野ごとに文科省が30大学を選ぶしくみ。来年度はまず5分野で 決め、国際競争力を高めるため予算を重点配分する。
 どの分野で、どの大学が選ばれるかにより、入試の難易度などに影響が及び、 「受験指導が変わる可能性がある」(河合塾)ことなどから、それぞれが私案 をまとめたという。  河合塾は、国立大学改革をテーマに8月末に開いたシンポジウムで私案を公 表した。世界の有力大学と研究で真っ向から勝負する理科系に限り、上位30 大学を選んだ。
 (1)文科省が各大学に出す科学研究費の総額(2)81年から97年まで の論文引用数(3)独自に算出した入試難易度(4)「最先端研究をしている のはどこか」と研究者に聞いたアンケートの4項目で点数をつけ、合計点で総 合順位を決めた。合計点では東大と京大がず抜けていた。
 旺文社は、理科系と文科系をあわせた総合力で選び、雑誌「蛍雪時代」10 月号で公表した。  科研費や論文引用数に加え、国立大学なら歳出・歳入の決算額、私立大学で は経常費補助金も調査。旧帝国大学(東大、京大、東北大、九大、北大、阪大、 名大)であったことなど伝統の力も考慮に入れた。順位はつけなかった。
 「予算配分などからみて旧帝大が上位になるのは明らかだが、他の大学が圏 外から入ってきても不思議ではなく、順位はつけられなかった」と説明してい る。  ◇河合塾版トップ30 1
  東京大 2  京都大 3  大阪大 4  東京工業大 5  東北大 6  慶応義塾大 7  九州大 8  名古屋大 9  北海道大 10 筑波大 11 神戸大 12 千葉大 13 早稲田大 14 広島大 15 金沢大 16 岡山大 17 東京理科大 18 東京都立大 19 東京医科歯科大 20 大阪市立大 21 新潟大 22 熊本大 23 徳島大 24 大阪府立大 25 岐阜大 26 東京農工大 27 横浜国立大 28 山口大 29 名古屋市立大 30 鹿児島大   ◇旺文社版トップ30  【国立】 北海道大 東北大 筑波大 群馬大 千葉大 東京大 東京医科歯科大 東京外国語大 東京工業大 一橋大 新潟大 信州大 金沢大 名古屋大 三重大 京都大 大阪大 神戸大 岡山大 広島大 徳島大 九州大 長崎大 熊本大 鹿児島大  【公立】 東京都立大 大阪市立大 大阪府立大  【私立】 慶応義塾大 早稲田大


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