asahi.com 2001年10月1日

国立大学協会が国立大法人化案を批判

　国立大学協会は１日、文部科学省の調査検討会議が公表した国立大法人化の中間報告について、「国立大がもつべき自主性、自律性という観点から検討を要する点がある」と批判する長尾真会長の談話を発表した。今後細部まで検討した上で、１０月末をめどに意見書をまとめ文科省に提出するとした。
　同省が法人化とともに進める「大胆な再編統合」「トップ３０育成」などの構造改革案についても、「何ら相談も協議もなく、一方的に作成し発表した。信頼関係を揺るがしかねず、現場では無用の混乱も生じている」と非難した。


　目次に戻る