『山陽新聞』2001年10月21日付
役割確認し憲章制定を 岡山大 大学改革でシンポ
シンポジウム「大学はどう変わろうとしているのか―大学憲章を創(つく)
ろう」(日本科学者会議岡山支部など主催)が二十日、岡山市津島中の岡山大
で開かれた。
大学、高校の教職員や学生ら約百人が出席。岩間一雄・岡山大名誉教授が東
京、大阪大などの憲章を例に挙げ「二十一世紀の岡山大固有の役割や使命を確
認し、基本理念を明らかにするための憲章制定を」と呼び掛けた。
この後、日本農業研究所の岩田進午研究員が「大学はどこへ行く」と題して
講演。競争原理によって再編・統合を促すとする文科省の「大学の構造改革の
方針」(遠山プラン)について「行政、財界の描く大学像では目先の利益を基
準にした投資の影響などから基礎研究分野の衰退や教育軽視の風潮が起こる」
とし、国民の視点による大学改革の必要性を訴えた。
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