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☆香川大と香川医大、統合に向け合意書調印/香川 
2001.9.25  [he-forum 2592] 毎日新聞香川版09/22

『毎日新聞』香川版  2001年9月22日付


香川大と香川医大、統合に向け合意書調印/香川


 国が国立大学の独立行政法人化や大学数の大幅な削減などの構造改革方針を示す中、香川大(高松市、近藤浩二学長)と香川医大(三木町、田辺正忠学長)は21日、統合に向けて本格的に協議を進める合意書に調印し、統合協議会を設置した。03年10月を目標に統合し、04年度から学生を受け入れる方針。今年11月ごろまでに、新大学のビジョンを大枠でまとめ、来年6月に国への予算要求を目指す。


 近藤、田辺両学長が合意書に調印。両大学から約20人が参加して初会合を開いた。統合のスケジュールや、キャンパス間を結ぶ遠隔授業システムの開発・整備▽バイオテクノロジーや医用工学など新たな研究領域の開発▽教育、医療、福祉などの複合拠点として地域社会へ貢献する――などの目標を確認した。
 今後は、新大学の名称や独立行政法人化も視野に入れた将来構想▽共同利用施設の管理運営▽全学共通科目のカリキュラム編成▽キャンパス間のネットワーク整備――などテーマ別に7分科会で話し合う。香川大は前後期制で香川医大は3学期制などカリキュラムが異なる点など、具体的な課題の解決にも取り組む。


 99年12月に両学長が国立大学の改革について情報交換する中で統合問題が浮上。00年3月の会合で「統合の検討が必要」との認識で一致し、各学内の運営会議で協議を進めてきた。


 近藤学長は「新しい分野で幅広い研究領域を開拓できるように期待したい」とし、田辺学長も「国際競争が厳しい中、大学は自ら改革する時代。特に農、工学部関連の研究に期待したい」と力を込めた。
 【井沢真】 


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