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☆名工大、単科大学存続目指す : 学長が構想 産業界との連携強化
2001.9.25 [he-forum 2589] 中日新聞 9/20,21
私は岐阜大学の石田です。名工大ではありませんが、未だこの記事は紹介されてないようですが、地方新聞ゆえ埋もれてしまうといけないので紹介します。
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『中日新聞』2001年9月20日(木) 夕刊 p. 1
名工大、単科大学存続目指す : 学長が構想 産業界との連携強化
名古屋工業大(名古屋市昭和区)は、文部科学省が今年六月に打ち出した国立大の再編・統合プランに対し、産業界との連携を強めた工学教育に基軸を置くとする「工科大学構想」をまとめた。愛知県内の国立四大学の学長が大学改革などについて二十日午前開いた会議の席上で、柳田博明・名工大学長が明らかにした。国立大で、単科大学存続の構想を明らかにしたのは全国で初めて。
名工大によると、今後は、国内の他の国立工業系単科大との連携を視野に将来像を模索するという。
工科大構想は米マサチューセッツ工科大やスウェーデン王立工科大といった欧米の工科大がモデル。ものづくりの集積地である東海地方の特性を生かし、新産業をつくり出し、産学連携を先導できる人材育成に取り組む。
文科省の国立大改革プランは、単科大と総合大の合併を視野に入れており、あえて単科大としての存続を目指す名工大の構想は波紋を広げそうだ。同大は二十日夕、学内の全教職員と学生を対象にした全学集会開き、工科大構想について説明。学内の意志をとりまとめたいという。
名工大の工科大構想に対し、中部経済連合会(太田宏次会長)も「産業集積地として、こうした構想を基軸とする再編・統合の実現に期待する」との要望書を文科省に提出するなど、支持する姿勢を打ち出している。
『中日新聞』2001年9月21日(金) p. 29
工科大学構想を説明 : 名工大全学集会『学内了承得られた』
名古屋工業大(名古屋市昭和区)は二十日、学内の全教職員を対象とした全学集会を開き、「工科大学構想」について説明した。柳田博明学長は「学内の了承が得られた」として、今後は他の大学との連携の具体化を模索する。
集会には、全教職員の約半数に当たる約二百九十人が出席。柳田学長は「中部地方は世界的にも産業集積の進んだ地域。世界最高レベルの工科大が存在しなければならない」などと話し、工学系の単科大として生き残りを図っていく決意を明らかにした。
同大によると、出席者からは「(構想は)産業界に寄りすぎていないか」といった意見が出たが、構想自体への反対意見は出なかったという。
集会後に会見した柳田学長は「単位互換や教員交流先として、工学系大学のほか芸術やベンチャー分野に強い大学など、既に全国の十大学と検討を進めている」と述べた。
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