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☆香川大と香川医科大、2003年に統合へ
2001.9.23 [he-forum 2582] 四国新聞09/22
『四国新聞』2001年9月22日付
香川大と香川医科大、2003年に統合へ
香川大(高松市幸町、近藤浩二学長)と香川医科大(三木町池戸、田辺正忠学長)は二十一日、高松市内で統合協議に関する合意書の調印式を行った。式後、初の統合協議会を開き、二〇〇三年十月に統合、〇四年四月に新生大学で新入生を受け入れる方針を了承した。今後、同協議会で大学名やカリキュラム編成などを検討、今年十一月末をめどに新生大学の大枠を固める。
調印式には、両学長のほか、両大学の幹部ら約二十人が出席。関係者が見守る中、両学長が「対等の立場で統合を推進する」とする合意書に署名。合意書を取り交わし、がっちりと握手した。
統合協議会の初会合では、▽豊かな知性と教養を備えた人材を育成する▽学術研究の学際化、高度化を図る▽研究、医療福祉などの拠点として地域に貢献する―とする統合目標と今後のスケジュールなどを確認した。
協議会の下には、新生大学の研究領域などを定める「将来構想」、全学共通科目のカリキュラム編成などを検討する「教育」、キャンパス間のネットワークを整備する「情報処理体制」など七つの分科会を置き、具体的な意見集約を図ることを申し合わせた。
調印後、両大学合同の記者会見があり、近藤学長は「これまで培った特色を融合させ、幅広い研究領域を開拓したい」と決意表明、田辺学長も「単なる統合に終わらせないため、機能を高める体制を構築する」と意欲をみなぎらせた。
国立大をめぐっては、文部科学省が六月に発表した「大学の構造改革の方針」(遠山プラン)で、再編統合の推進を表明したことを受け、全国で生き残りをかけた統合の動きが活発化している。
香川大と香川医科大は一九九九年末、両学長間で「統合を検討課題の一つに考える」ことで意見が一致。昨春から、両大学内で個別に検討を進めていた。
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