独行法反対首都圏ネットワーク


☆統合に県民の声を 高知大・医大両学長が知事に報告 
2001. 9.15 [he-forum 2541] 高知新聞09/13

『高知新聞』2001年9月13日付夕刊

統合に県民の声を 高知大・医大両学長が知事に報告

 統合方針を固めた高知大(高知市曙町二丁目、山本晋平学長)と高知医大(南国市岡豊町、池田久男学長)の両学長が十三日、県庁に橋本大二郎知事を訪ね、近く統合に向けた正式な協議に入ることを報告した。
 両大学は四日までに統合の方針を固め、近く代表者による正式協議に入る。統合のめどは平成十五年十月。国立大だが、地方大学であり、今後の大学づくりには地元の協力が欠かせないとして橋本知事を訪ねた。
 知事室で両学長はまず「実現すれば双方のいいところを出し合い、スポーツ医学など学際的な領域にも取り組める」などと報告。協議の課題などを説明した。
 山本学長は「インターネットなどを通じて外から意見も聞こうと思う。大学間の論議がある程度進んだ段階で、公聴会のようなものも開き、県民の意見も聞いて統合を進めたい」と話し、池田学長も「地域のニーズにこたえられる大学を考えていかなければならない」と地域の声を生かした大学づくりに取り組むことを強調した。
 また懸案事項の一つである新大学の名称について、池田学長が「『高知』の後にどう続けたらいいか、アイデアがあれば知事さんも寄せてほしい」と水を向けると、橋本知事は「若い人が関心を持つ名前をつけなければなりませんね。イメージも大切ですから」とアドバイスしていた。
 橋本知事は、両学長との懇談の後、今回の統合について、「統合は当然の流れ。やむを得ない話というより、前向きな話だと思う」と話し、両大学が学際的な研究に取り組もうとしている姿勢などを評価していた。


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