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☆札幌市が4年制大学設立 高専と高看を統合 05-09年開学目指す
2001.9.7 [he-forum 2503] 北海道新聞09/06
『北海道新聞』2001年9月6日付
札幌市が4年制大学設立 高専と高看を統合 05-09年開学目指す
札幌市は五日、市立の高等専門学校(南区芸術の森一)と高等看護学院(中央区北一一西一三)を統合し、デザイン系と看護系の二学部で構成する四年制大学を設立する方針を固めた。二○○五―○九年の開学を目指す。桂信雄市長が同日の記者会見で明らかにした。市立大学設立は札幌で初めて。情報技術(IT)を駆使するデジタルデザインなどデザイン産業の多様化や、医療の高度化に対応し、より専門的な知識を持つ人材を育成する狙い。用地と校舎は現行の二校を活用するとしている。
大学設立に向け、十一月に公募の市民や有識者らによる二十人ほどの懇話会を設置し、教育・研究の内容や運営形態などを検討、一年後をメドに基本構想づくりに着手する。
現在の高等専門学校は芸術大誘致構想から出発し、一九九一年にデザイン専科で開学した経緯があり、同市は以前から大学化を目指していた。また、卒業生の四割以上が学士の学位取得を目指し、さらに二年学ぶ同校の専攻科や他大学へ進学している現状も踏まえた。
高等看護学院との統合は、国公立大の独立行政法人化の動きなどを受け、それぞれを単独で大学化するのは難しいと判断したため。
桂市長は「高い技術が求められるデザインや看護のニーズにこたえ、地域に貢献できる大学にしたい」と述べた。
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