トップ30大学に422億円 来年度、研究費を重点配分
2001.8.27 [he-forum 2439] トップ30大学に422億円 来年度、研究費を重点配分(共同通信)
トップ30大学に422億円 来年度、研究費を重点配分
共同通信ニュース速報
大学の国際競争力を高めるため文部科学省は二十七日までに、先駆的研究をしている国公私立の大学に重点的に研究資金を配分する「トップ30構想」として、四百二十二億円の補助金を来年度予算の「構造改革特別要求」枠で要望することを決めた。研究テーマごとに補助する従来の科学研究費とは別枠で、より広く研究分野ごとに支援する大学を決める。
二○○二年度は「バイオ」「情報」など理系、文系の計五分野について、それぞれ三十大学の大学院の専攻を指定。それぞれ一億―五億円を直接補助する。
トップ30の重視は、文科省が六月にまとめた「大学の構造改革の方針」(遠山プラン)で打ち出した。大学の研究を活性化し、世界最高の水準に到達できるよう後押しするのが狙い。
指定から三年目に中間評価し、成果が乏しい場合は補助を打ち切る。ほかの大学との入れ替えもして、大学間の競争を促す。
トップ30は各大学の応募に基づき、外部の有識者らでつくる審査委員会が選考、選考基準や結果は原則公開する。来年度予算の成立後、各大学に応募方法などを通知する。
文科省は、○三年度にはさらに別の五分野を決定。最終的には十分野を対象とし、全国の大学院の約三千の専攻のうち、一割の計三百専攻に、重点的な資金配分をする方針だ。(了)
[2001-08-27-08:00]
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