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文科省、“優れた研究”補助事業に予算確保
2001.88.24 [he-forum 2426] 文科省、“優れた研究”補助事業に予算確保(読売新聞).

文科省、“優れた研究”補助事業に予算確保

読売新聞ニュース速報

 優れた研究が見込める大学に国公私問わず資金を重点投入し、世界最高水準に育てようという文部科学省の「国公私トップ30」の基本計画が23日、明らかになった。既存の科学研究費補助金などとは全く別に事業予算を確保。約10の研究分野別に、大学院の専攻課程レベルに直接資金を配分する。初年度となる来年度は概算要求段階で422億円を見込む。
 選ばれた大学は、国立学校特別会計や私学助成などでも優遇措置を受ける一方、配分先は毎年見直すため“敗者復活”も可能。選定されるか否かは大学評価に直接影響するため、私大は無論、独立行政法人化を控えた国立大も巻き込んだ競争が加速されそうだ。
 配分の対象は、基本的には大学院の専攻課程を持つ大学とするが、研究所などにも応募の道を開く。
 10分野はまだ確定していないが、3分の2程度は理学、工学、医歯薬学などの理系に、残りが人文科学系などになる可能性が高い。実際には「生命科学」や「システム情報学」といった、大学院の専攻クラスを分野分けの単位とし、「コンペ形式」で獲得競争をさせることになる。
 遅くとも来春には申請法などを大学側に通知。希望する研究分野の実績や研究データのほか、施設や人材などのどこに資金投入し、いつまでに成果をあげるかという将来戦略を求める。選考過程は公開される。
[2001-08-24-03:06]


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