独行法反対首都圏ネットワーク

大学ランクは信用できず 米誌の元担当者が暴露
2001.8.22 [he-forum 2417] 大学ランクは信用できず 米誌の元担当者が暴露(共同通信)

大学ランクは信用できず 米誌の元担当者が暴露

共同通信ニュース速報

 【ニューヨーク21日共同】米誌「USニューズ・アンド・ワールド・リポート」が毎年掲載する全米大学ランキングについて、元編集担当者が二十一日までに「データに問題があり、信用できない」と暴露、来月十日の最新版発売を目前に物議を醸している。
 同誌のランキングは一九八三年から学界の評価や財政状況、一クラス当たりの学生数などの基準で全米の大学を評価。日本の留学志望者の間にも読者が多く、昨年は総合大学でトップがプリンストン大、二位をハーバード大とエール大が分け合った。
 暴露したのは九九年まで二年間、同誌でランキングを担当したエミー・グラハムさん。このほど学術月刊誌に発表した記事で「財政状況を重視しすぎ。客の支払い額でレストランの価値を決めるようなもの」と指摘、学生の満足度などは軽視されていると批判した。
 二十日付の米紙ニューヨーク・タイムズも「そもそも大学をランク付けすること自体がおかしい」との大学関係者の声を紹介。
 ランキング記事は同誌のドル箱で、昨年版は店頭売りで通常号と比べて約40%増の売り上げ。それだけに学生の意見をもっと反映させるべきだというグラハムさんの提言に「そうしたいが、大学側が学生に関する情報開示を嫌がっている」(編集責任者)と苦しい弁明だ。(了)
[2001-08-21-15:57]                           



目次に戻る

東職ホームページに戻る