沖縄大学院大検討会の座長に有馬朗人氏
2001. 8.22 [he-forum 2414] Yomiuri On-Line 08/21
Yomiuri On-Line 2001年8月21日
沖縄大学院大検討会の座長に有馬朗人氏
内閣府は21日、沖縄県に設置する予定の国際的な科学技術系大学院大学の具体的構想を検討する専門家会議「沖縄新大学院大学構想検討会」について、座長に有馬朗人参院議員(元文相、東大学長)を充てるなど、メンバー10人を内定した。31日に初会合を開く。また、設置に向けた調査費として、2002年度予算の概算要求で約1億円を要求する方針だ。
大学院大学は2004年度の開学を目指しており、〈1〉IT(情報技術)〈2〉環境技術〈3〉バイオテクノロジー――などを研究対象とする。学生200人、教授50人の規模を想定し、半数を外国人として、授業もすべて英語で行うという構想だ。
検討会は、大学院大学の研究内容、立地条件、必要施設などを協議し、年内に中間報告、来年3月までに最終報告をまとめる予定。
内閣府は同構想を、今年度で期限切れとなる第3次沖縄振興開発計画に続く新たな振興計画の目玉とする考え。今後、制定する沖縄振興新法にも盛り込む方向で調整しており、尾身沖縄相も6月、遠山文部科学相に協力を要請している。
有馬氏以外のメンバーは次の通り(敬称略)。
青木昌彦(スタンフォード大教授)、稲嶺恵一(沖縄県知事)、黒川清(東海大医学部長)、佐藤禎一(日本学術振興会理事長)、椎名武雄(日本IBM最高顧問)、末松安晴(国立情報学研究所所長)、仲井真弘多(沖縄電力社長)、森田孟進(琉球大学長)、吉川弘之(日本学術会議会長)。
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