国際競争力アップで産学官連携サミット開催へ
2001.8.20 [he-forum 2405] Yomiuri On-Line 08/19
Yomiuri On-Line 2001年8月19日
国際競争力アップで産学官連携サミット開催へ
内閣府と経団連、学者らで組織する日本学術会議は18日、企業や大学、省庁のトップら約200人が一堂に集まり、意見を交換する「産学官連携サミット」を今年11月に開催することを明らかにした。産学の連携を強化すること
で、国内産業界の技術水準を向上させ、国際競争力を高めるのが狙いだ。
サミットには製造業や、理工系を中心とした大学、研究機関、経済産業省や文部科学省など関係省庁のトップが参加し、討論と懇談を通じ相互理解を深める。共同声明などを発表することも検討している。
日本の学界には、「学者は基礎研究に専念すべきだ」として、ビジネスでの実用化を目指す研究を軽視する風潮が根強く、企業との連携は進んでいない。
これに対し、アメリカでは、企業が大学などの研究機関に資金を提供し、共同研究開発を行うことで、最先端の研究成果をビジネスに生かしている。
この連携が日米間の産業競争力の格差につながっているとの指摘もある。
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