浜松など国立の9医大を統合検討
20018.19 .[he-forum 2402] 浜松など国立の9医大を統合検討(読売新聞)
浜松など国立の9医大を統合検討
読売新聞ニュース速報
全国に13ある国立医科大学のうち、山梨大との統合に合意した山梨医大のほかに、浜松医科、富山医科薬科、滋賀医科など9大学が、地元の国立大などとの統合を検討していることがわかった。旭川医科など2大学も、学内で協議中か、協議を予定しているという。
浜松医大では、学内に統合検討委員会を設置し、静岡大を中心に統合の可能性を探っている。富山医科薬科大も昨年から、富山大を中心に隣県の国立大を含めた統合を検討中だ。
国立医科大は東京医科歯科大を除き、「医学部のない県をなくす」という政策のもとで1973―78年に設立された。ここにきて統合の動きが加速してきたのは、国立大の再編・統合の例として医科大を“名指し”した、文部科学省の「大学の構造改革の方針」(遠山プラン)が発表されたことから。9大学のうち5大学は、プランが明らかにされた6月以降、本格的に検討を始めたという。
遠山プランを受け、具体的な対応を始めた滋賀医大の吉川隆一学長は「多様な学生や教官が交流することで、大学の活性化につながる可能性がある」と話す。
学内に正式な組織を作っていない旭川医大も近く、将来構想委員会で話し合うという。
なお、山梨医大は来年10月に山梨大と統合する予定で、新大学の名称を「山梨総合大学」と文科省にすでに申請している。
[2001-08-19-03:05]
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