山本幸司さん(公務員労働組合連絡会事務局次長)の講演より
2001.7.31 [he-forum 2333] 独立行政法人
he-forum会員各位
2001.7.31(火)
山本幸司さん(公務員労働組合連絡会事務局次長)の講演より
独立行政法人は公務員の削減=スリム化のために打ち出されたものですが、現実には日本の公務員は、人口1000人あたり37人(軍人を除く)と英国の77人、フランスの93人、米国の71人、ドイツの68人などと比べてずっと少ないのです。これは、日本の公務労働の生産性が高いことを意味します。問題は、にもかかわらず公的な金でメシを食っている人の数は多いことです。それが、政官財の癒着構造であり、公団などへの天下りの構造です。ここにメスを入れないで、各省庁の権限には手をふれずに、世間的に見える形で公務員を減らそうというのが、独立行政法人だといえます。小さな国、とよく言われますが、必要なのは小さな公務員の国なのか、小さな公共サービスの国なのかそれとも小さな官庁権限の国なのか、はっきりさせる必要があるでしょう。
http://www.jtu-net.or.jp/kiji/99/09/22n2.htm
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