鳥取大学運営諮問会議 構造改革で教育予算減の懸念も
2001. 7.28 [he-forum 2318] 毎日新聞鳥取版07/27
『毎日新聞』鳥取版2001年7月27日付
鳥取大学運営諮問会議 構造改革で教育予算減の懸念も
鳥取大学運営諮問会議(会長=林眞二・とっとり総研理事長、10人)が26日、鳥取市内のホテルであった。政府が国立大学の大胆な再編・統合、競争原理導入の方針を打ち出す中、大学側は「教員養成系学部は就職状況が良くなく厳しい声が多い。すぐにではないが、影響も想定される」と現状認識を示した。
諮問会議は、国立学校設置法改正に伴い、外部の意見を大学運営や教育研究活動に反映させるため昨年度設置。3回目の会議を初めて公開した。
会議では、目的意識を持った学生の養成、語学教育の充実を求める声のほか、「学生教育を重視した大学改革の必要性をまず、学内の共通認識に」という意見も。
また、委員の片山善博知事は「説明責任が求められる時代なのに、自分の良心に照らし、きちんと考えを説明できる人が私の周りには少なく、小学生からその傾向がある」と述べ、読書などを通じた考えるトレーニングを積ませることの大切さを強調。道上正●学長は、構造改革の中での教育予算減額への懸念も示した。 【熊谷仁志】
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