独行法反対首都圏ネットワーク


7.5国大協理事会報告書.
2001.7.19 [he-forum 2290] 7.5国大協理事会報告書(再送)

高等教育フォーラム 各位             7/19/01


             山形大理学部 品川敦紀


 先ほど7.5国大協理事会報告書を配信いたしましたが,特定のスタイルでの配信になってましたので,読めない方もいるかと思いますので,今一度スタイル無しで配信いたします。


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                      平成13年7月11日
                      設置形態検討特別委員会


                      平成13年7月5日
                      国大協総第69号


各国立大学長殿


                      国立大学協会
                      会長 長 尾  真


         臨時理事会の開催等について(報告)


一段と厳しさを増す国立大学を取り巻く諸情勢に対処するため、本日午後、臨時の理事会を開催し、国大協としての今後の取り組み等について検討いたしました。その結果は、以下のとおりであります。
(1)別添1にあるとおり、当面は理事会の中に「将来構想ワーキング・グループ」を設置して、「遠山プラン」への対応など喫緊の諸課題に対し柔軟かつ機動的に対処していく。
そのメンバーは、(別添2)のとおり。なお、理事会終ア後に第1回のワーキング・グループ会合がもたれました。
(2)国立大学の法人化への対応としては、6月の総会における議論も踏まえ、「設置形態検討特別委員会」(以下「設置特委」と略称、)を、なお当分の間存続させて対応する。
委員長は、石副会長に交代する。
〈3)上記(2)の設置特委の存続等の議論に関連して、6月の総会における設置・特委の報告書の扱いに関し、新聞報道等では種々の書き方がされていて実際とのような結論だったのかを巡り、大学の現場では混乱しているので、その点を明確化し、各大学に説明してほしいとの要請がありましたので、以下のとおりであったことをお知らせいたします。
 総会では、種々の議論のあと、会長として「設置時委がまとめた報告書を、総会として受け取るということでよろしいか」と諮り、特に反対の発言がなかったので、この発言を了承していただいたものといたしました。また、引き続き「記者会見においては、批判的な意見も含めでいろいろな意見があったことも付け加えてお話ししたい」とお約束をし、そのような対応をいたしました。混乱があったとすれば、上記表現の記者側の解釈によって起こったことと思われますが、上記のとおりですので、よろしくご理解をお願いいたします。

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(別添1)


    理事会「将来構想ワーキング・グループ」要項


                  平成13年7月5日
                  理事会了承


(設置の趣旨)

第1 第108回総会以後の諸情勢の変化に対応して、新しい視点から当面する諸課題に柔軟かつ機動的に対処するため、理事会の中に「将来構想ワーキング・グループ」(以下「WG」と略称する。)をおく。
(役割)
第2 下記の主要な検討事項等に関し、自主的に又は関係機関等からの要請等に応じ、具体的な対応案の検討、提言・意見等の原案作成、対外窓口などの役割を担うものとする。
(構成)
第3 次のメンバーで構成する。
  ア 副会長2名(うち1名を座長とする)
  イ 地域バランス等を考慮しつつ会長が指名する理事6名
(2)会長は、常時会議に出席し、意見を述べることができる。
(3)WGの作業を補佐するため、若干名の専門委員をおくことができる。
(主要検討事項等)
第4 当面は、次の諸課題を検討する。
  ア 「大学(国立大学)の構造改革の方針」(遠山プラン)について
  イ 政策的な見地からの国立大学法人化問題について
  ウ 国立大学協会の在り方について
(検討の進め方等)
第5 原則として、座長がWGを招集し、協議・検討等を進めるが、必要に応じ文書、電話、ファックス、Eメール等(以下「文書等」という。)の適宜の方法を用い、持ち回り形式で対応することもある。
(2)WGは、必要に応じて、学識経験者等から意見を聞くことができる。
(3)WGの検討状況や対処等については、理事会構成員の意見をフィードバックできるよう、文書等による形式も含めて常に理事会構成員に報告するものとし、意見・提言等については、理事会の審議を経て取りまとめるものとする。
(存続期間)
第6 当面は、本年度内とし、状況により延長する。
(その他)
第7 WG及びこれに関連する事項を審議する理事会の検討・審議内容については、速やかに議事要旨を作成し、原則として全国立大学長へも配布する。
(2)WGは、理事会で了承された日から活動を開始する。なお、WGの存続期間の延長又は廃止については、理事会で決定する。
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(別添2)
              (H.13.7.5現在)


      将来構想ワーキング・グループ

座 長    松 尾   稔  名古屋大学長

委 員    石   弘 光  一橋大学長
 〃     山 田 家 正  小樽商科大学長
 〃     佐々木   毅  東京大学長
 〃     佐 藤 博 明  静岡大学長
 〃     吉 川 通 彦  島根大学長
 〃     鮎 川 恭 三  愛媛大学長
 〃     池 田 高 良  長崎大学長
専門委員   川 村 正 幸  一橋大学長特別補佐
 〃     奥 野 信 宏  名古屋大学副学長



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