14年度概算要求聴取について・・・「文科省通知」添付
2001.7.17 [he-forum 2276] 14年度概算要求聴取について
岐阜大学の竹森です。
先日ご紹介しました平成14年度概算要求「ヒアリング」の件ですが、大学課長名による事務連絡は7月3日付、岐阜大学の「ヒアリング」は7月9日でした。この「ヒアリング」はA班といわれるもので、具体的な概算要求の細部はB班、C班で行われています。A班の「ヒアリング」はどこも紹介したような内容で行われたと予想していたのですが、he-forumでもreformでもその後のニュースが続きません。関東の一部の大学の学部長クラスが知らないという状況であることも判明しました。文科省のこうしたやり方が大学事務当局の判断で「隠されている」としたら、それこそ重大問題です。各大学で、学部長や学長、それに事務局長、経理部長などに照会する行動を起こす必要があると思います。そこで、大学課長名で書く国立大学事務局長宛に出された文書を以下にその写しを紹介します。このままでは、年末までに官僚の作文したシナリオに沿う形での「改革プラン」を作らされることになるでしょう。日本の高等教育と大学の「大転換」をこんな形で見過ごしたら、現在の大学に籍を置くものの責任を後世の人々に問われざるをえません。もうひとつ、情報を忘れました。この7月から文科省には従来の「改革推進室」に加えて、大学改革官なる官職を設け、数名を配置し、「遠山プラン」の推進役を用意したようです。
<参考>
事 務 連 絡
平成13年7月3日
各国立大学事務局長 殿
文部科学省高等教育局大学課長
合 田 隆 史
平成14年度概算要求ヒアリングについて
平成13年7月6日(金)から行う予算の標記ヒアリング(A班)においては、先の学長会議でお配りした、「大学(国立大学)の構造改革の方針」に掲げる国立大学の再編・統合に関する現時点での大学の考え方、検討状況についてお尋ねすることとしております。
その際、各大学におかれては、@対外的に説明するとした場合のスタンス、内容、A対外的に公にするまでに至らないが、可能性を含め学内で検討している内容、の2つの観点からご回答をお願いいたします。
目次に戻る
東職ホームページに戻る