独行法反対首都圏ネットワーク


独立行政法人化で研究員がベンチャーを起業、副社長兼業
20017.12 [he-forum 2264] asahi.com 07/11

asahi.com 2001年7月11日


独立行政法人化で研究員がベンチャーを起業、副社長兼業


 独立行政法人産業技術総合研究所分子細胞工学研究部門の木山亮一・主任研究員(42)が自らの研究成果に基づいて設立されたバイオベンチャー企業の副社長に就任したと、同研究所が11日発表した。昨年4月に認められた公務員の兼業制度を利用した。大学や国の研究機関の研究者の役員兼任はこれで40人だが、4月に国立研究機関の大半が移行した独立行政法人からは初めて。今後、さらに増やすという。


 この企業は、木山さんらが開発した環境ホルモン(内分泌かく乱化学物質)の影響評価に使うDNAチップの製造・販売などが主な事業内容。共同研究の企業などが2千万円出資、今年2月に作られた。


 木山さんは、研究者として自由度を確保するため、1日付で副社長に就任、社長は出資企業の元社員が務める。


 産総研では旧工業技術院時代の昨年夏にも研究者の1人がベンチャーを設立し役員になった。独法化もあって今後はより積極的に研究者の起業化を支援する方針で、7月に所内に起業化支援検討チームを設置、具体策を探るという。

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