独行法反対首都圏ネットワーク |
国立病院の経営改善策議論 独立行政法人化で厚労省
2001.7.10 [he-forum 2257] 国立病院の経営改善策議論 独立行政法人化で厚労省
(共同通信)
国立病院の経営改善策議論 独立行政法人化で厚労省
共同通信ニュース速報
二○○四年度に予定されている独立行政法人移行後の国立病院・療養所の経営改善策や、国の支援の在り方などを話し合う厚生労働省の懇談会の初会合が九日、同省で開かれた。
国立病院などをめぐっては、本年度の特別会計で民間企業の赤字に当たる国の一般会計からの繰入金が約千三百十億円に上り、経営の効率化が大きな課題となっている。
懇談会には学者や公認会計士、民間企業役員らが参加。浅田敏雄・東邦大名誉学長を座長に選んだ。
同省によると「不採算でも政策医療として取り組まなければならない分野を明確にする必要がある」などの意見が出されたという。
独立行政法人化によって、採算面を重視した民間の経営手法が導入されるが、国立病院には民間では補えない病気の治療や高度医療を担う役割も期待されており、懇談会では今後、財政面を含めた国のかかわり方なども協議する。
今後定期的に会合を持ち、来年夏ごろに報告書を取りまとめる方針だ。
厚労省は国立病院・療養所の統廃合を順次進めており、統廃合計画を打ち出した一九八六年には二百三十九あった施設を二○○四年度までに百五十二に削減する予定。
(了)[2001-07-09-19:09]