独行法反対首都圏ネットワーク


大学などで失業者職業訓練、来年度に創設.
2001.7.6 [he-forum 2248] Yomiuri On-Line 07/06

Yomiuri On-Line 2001年7月6日


大学などで失業者職業訓練、来年度に創設


 厚生労働省と文部科学省は6日午前、両省連携協議会を開き、大学や大学院を活用した失業者向け職業訓練制度を2002年度から共同で創設する方針で合意した。小泉内閣による構造改革で不良債権処理が進めば、失業者の増大が予想されることから、円滑な再就職支援体制を強化するのが狙いだ。
 具体的には、国が失業者を対象に実施している「委託訓練」の委託先を、民間の専修学校などだけでなく、大学や大学院にも広げる。委託訓練の費用は、失業者が公共職業安定所の指示を受けて受講すれば無料。委託先の学校には、1人当たり月6万―9万円が支給される。
 訓練内容は、同協議会が今後、需要が見込まれる分野や大学側の事情などを調査した上で検討を進めるが、IT(情報技術)関連や会計などの講座が人気を集めると見られる。また、転職を目指す在職者が新設講座を受講することも可能とし、その場合は、国が費用の8割まで支給する「教育訓練給付制度」の対象とする方針だ。
 両省は今秋をめどに、都道府県ごとに地元の大学関係者らを加えた官民の協議会を設置し、来年度のスタートを目指す。

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