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.大学発のベンチャーで国立大にスカウト常駐へ
2001.7.01 [he-forum 2220] Yomiuri On-Line 07/01.
Yomiuri On-Line 2001年7月1日
大学発のベンチャーで国立大にスカウト常駐へ
小泉内閣が経済再生の目玉の一つに掲げる大学発ベンチャーを推進するため、文部科学省は、大学の研究室に足を運んで産業化のタネを見つけ出す先端科学の「スカウトマン」を、今後5年間で約700人育成し、国立大のキャンパスなどに常駐させる活性化策をまとめた。「この研究はいける」というセンスに優れた目利きを身近に配置することで教授や学生の起業が一気に増えると期待している。
大学の基礎研究は、実用化をあまり気にせず、探究心だけが原動力という場合も多い。スカウトマンはその成果をもとにベンチャー企業化を計画したり、既存の企業に橋渡ししたりする。ベンチャー大国の米国に対し、日本には目利きがいないに等しく、研究が競争力に結びつかない原因の一つと指摘されていた。
人材としては、民間企業で特許関連の業務経験を持つ専門家を活用。来年度には10―20の国立大に第1陣を送り込む計画だ。
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