独行法反対首都圏ネットワーク


教育改革三法が成立 焦点は基本法改正に
2001.6.29 [he-forum 2207] 教育改革三法が成立 焦点は基本法改正に(共同通信)

教育改革三法が成立 焦点は基本法改正に


共同通信ニュース速報


 小中高での奉仕活動の積極的推進などを盛り込んだ教育改革関連三法が二十九日午前の参院本会議で、自民、民主両党などの賛成多数で可決、成立する。
 成立済みの、少人数・習熟度別学級の導入などに関する三法と併せ、「教育改革国会」との位置付けで提出された六法案すべてが成立。今後は、戦後教育の見直しを図る教育基本法改正問題が焦点となる。
 成立したのは、奉仕活動の充実、飛び入学制度の拡大、問題を起こす子どもへの対応などを柱とする改正学校教育法、指導力不足教員を配置換えする改正地方教育行政組織・運営法、家庭教育の向上を図る改正社会教育法。
 奉仕活動では、義務化を見送り、期間や内容を学校の自主的判断にゆだねる一方、「積極的に取り組んだか」など、児童・生徒の姿勢を成績の原簿である指導要録に記載する。
 物理、数学に秀でた高校二年生に限定していた飛び入学制度について、対象を全教科に広げ、来春から大学院併設の四年制大学の全学部学科で導入可能となった。だが「青田買い」との批判や本年度入試で実施したのは千葉大、名城大のみだったことから、どの程度増えるかは不透明だ。 「学ぶ権利を守る」として@授業の妨害A他の児童生徒や教員に傷害、精神的苦痛を与えるB学校施設の損壊―という行為を繰り返す子どもは出席停止にできると明記した。
 成立を受け都道府県教委は、指導力不足教員の配置換えに関する規則を年内に制定し、早ければ来春にも適用が始まりそうだ。
(了)
[2001-06-29-08:48]



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