独行法反対首都圏ネットワーク


佐賀医大が他大学との統合検討へ
2001.6.26 [he-forum 2197] 佐賀新聞06/26


『佐賀新聞』2001年6月26日付


佐賀医大が他大学との統合検討へ


 佐賀医科大学(杉森甫学長、佐賀市鍋島)は二十五日、他大学との統合を本格的に検討する委員会を、七月上旬にも発足させる方針を明らかにした。同医大が大学統合を正式に論議するのは初めて。候補には佐賀大(佐古宣道学長、同市本庄町)など三案を挙げ、杉森学長は「年内にも方向性を出したい」としている。
 文部科学省が小泉内閣の構造改革推進方針を受け、国立大学の再編を大胆に進めることを打ち出し、大学統合は緊急の課題として浮上。単科大は他大学との統合が項目に上がっている。同医大は、単独での存続が厳しい見通しとなったため、統合の検討が急務となった。
 佐賀医大は同日開いた佐賀大との学長・副学長定例懇談会の席で、独立法人化について意見交換した中で、統合の検討方針を佐賀大側に説明した。
 統合先としては(1)佐賀大学(2)九州大学や長崎大学の近隣大学(3)全国の医科大学連合―を選択肢として考えるという。検討委員会は杉森学長を委員長に宮崎澄雄、渡邊照男副学長ら八人程度がメンバーとなって協議し、年内には一つに絞り込む。
 一方の佐賀大学は、文科省の方針や医大との懇談会の内容を七月に各学部の教授会で諮る予定。佐古学長は「どう対応するのかは、学内の意見を集約する必要がある」と、慎重な姿勢を見せている。



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