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母校慶大OBが首相に苦言 「トップ30大学」構想で
2001.6.19 [he-forum 2161] 信濃毎日新聞06/19
『信濃毎日新聞』2001年6月19日付
母校慶大OBが首相に苦言 「トップ30大学」構想で
小泉純一郎首相は18日昼、首相官邸で安西祐一郎慶応大塾長ら首相の母校である慶大関係者と会い、文部科学省の「大学の構造改革の方針」に盛り込まれた、業績の優れた大学に重点的に予算配分するという「トップ30大学」構想を見直すよう求められた。
安西塾長とともに訪れたのは、いずれも慶大名誉教授の加藤寛千葉商科大学長、堀江湛尚美学園大学長ら。小泉首相の構造改革路線をバックアップする「慶応の応援団」(関係者)のはずだったが、「トップ30大学」構想については、加藤氏らが「ばかげている。日本の教育が悪くなる」と苦言を呈した。
首相が「代案はあるのか」と尋ねたため、加藤氏らが独自に大学教育の改革案を検討することになった。会談は、昼食を取りながら行われ、地方への税源移譲などについても意見交換した。