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国立大の削減方針を強調 文科相、学長会議で
[he-forum 2134] 共同通信ニュース06/14
共同通信ニュース速報2001年6月14日
国立大の削減方針を強調 文科相、学長会議で
遠山敦子文部科学相は十四日、東京都内で開かれた国立大学長会議で「大学の運営基盤を強化するためには大胆かつ柔軟な発想で再編、統合を進めることは不可欠だ」と述べ、積極的に国立大の再編を進め、大幅な削減を目指す方針を強調した。
遠山文部科学相は「再編・統合の大胆な計画をお聞かせいただき、最終的にはわが省の責任で具体的計画を策定したい」として、同省の主導で大幅な再編を進める意向を示した。
会議では工藤智規高等局長が「努力が見られないと取り残さざるを得ない。場合によっては見捨てていかざるを得ない局面があるかもしれない」と述べ、各大学に早期の計画策定を促した。
質疑で田中弘允・鹿児島大学長が「大いに驚いた。国立大がなくなる県も出るのではないか。地方の切り捨てにつながる」と懸念を示した。
これに対し工藤局長は「一県一大学は未来永劫(えいごう)の原則ではない。これからの発展を考えると金科玉条で保障されるわけではない」と、厳しい見方を示した。