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国立大統廃合方針 国大協総会で反対意見相次ぐ
2001.6.13 [he-forum 2114] 国立大統廃合方針 国大協総会で反対意見相次ぐ(NHK)


国立大統廃合方針 国大協総会で反対意見相次ぐ


NHKニュース速報


 文部科学省が国立大学の活性化のため統廃合をすすめる方針を打ち出したことについて、きょう東京で開かれた国大協=国立大学協会の総会で地方の大学の学長を中心に「切り捨てにつながる」などの反対意見が相次ぎました。
 国大協の総会は二日目のきょう、国立大学の統廃合の問題が取り上げられ、文部科学省の担当者が、医科系や教員養成系などの単科大学の統廃合を進めて国立大学の数を大幅に減らすことや、国公立と私立のすべての大学の研究や教育の成果を評価して上位三十校に予算を重点的に配分していくことなど、政府の経済財政諮問会議に報告した今後の大学活性化の方針を説明しました。
 これに対し、一部の大学の学長からは「研究基盤を強化するために統廃合はやむをえない」という意見が出されましたが、主に地方の大学の学長から「地域の人材を育成するために国立大学の数を削減すべきでない」という意見や、「成果が直ぐには出ない基礎的な研究分野が切り捨てられる」という意見など統廃合に反対する意見が相次ぎました。
 総会のあと記者会見した国大協の長尾眞(ナガオマコト)会長は「それぞれの大学が考えるべき問題だ」と述べて、この問題の対応は各大学にゆだねる考えを示しました。 

[2001-06-13-19:04]


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