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教員も能力主義 京都工繊大 実績でランク付け
2001.6.8 [he-forum 2062] 教員も能力主義 京都工繊大実績でランク付け (京都新聞)

『京都新聞』2001年6月7日付


 教員も能力主義

 京都工繊大 実績でランク付け


 教員一人ひとりの研究教育実績をランク付けし、研究費を配分する教育研究活性化制度を、京都工芸繊維大が本年度から導入することを決めた。これまでの「年功序列」から「能力主義」への転換で、近畿の国立大では初めて。木村光佑学長は「大学の活性化のためには教員の意識改革から始めることが必要」としている。


 工繊大によると、教員は「教育」「研究」「地域・社会における活動」「管理運営」の四項目で総合評価される。教員が実績をレポート形式で自己申告し、学内の評価委員会が点検してABCの三段階で評価。研究費はこのランクに応じて配分する。競争的な環境を作ることで、教育研究活動を活性化するのが目的としている。


 制度の導入は先月までに学内で基本的に了承。月内に予定されている次の評議会で承認されれば、本年度の研究費からこの制度で配分する。学生が教員を評価する項目を加えることも今後検討していくという。


 木村学長は「教員が積極的に自らをアピールすることが大切。すぐには実績につながらない基礎的な研究でも将来の展望は示してもらいたい」と話している。


 同様の制度は、鳴戸教育大(徳島県)が四月から導入している。



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