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<京大>中国・上海に事務所開設へ 中国人留学生を積極的勧誘
2001.6.4 [he-forum 2019] <京大>中国・上海に事務所開設へ 中国人留学生を積極的勧誘(毎日新聞)


<京大>中国・上海に事務所開設へ 中国人留学生を積極的勧誘


毎日新聞ニュース速報


 京都大(京都市左京区、長尾真学長)は、アジアからの留学生勧誘の拠点として、今年度内にも中国・上海市に事務所を開設する。文部科学省によると、国立大が海外に事務所を置くのは初めて。少子化が進む中、意欲的なアジアの留学生を受け入れて大学を活性化させるとともに、海外の大学との連携を通じ、京大の存在をアジアにアピールしていく。


 まず設置するのは、経済学部で、既に留学生向けに独自の奨学金を創設。同学部OBの財界人らに寄付を募り、これまでに1470万円を集めた。来年早々にも上海市の中心部に教員が常駐する出張所を設け、1月中に地元の復丹大学でインターネットを利用した遠隔授業をスタートさせる。これを機に同市内の他大学にも働きかけ、留学を希望する学生の相談拠点としても活用する。


 京大では第二次世界大戦前、台湾前総統の李登輝氏が農学部で学ぶなど、アジアから多数の留学生を受け入れていた実績がある。5月1日現在の留学生は、1123人(大学院も含む)。アジアからの留学生が大半で、うち中国人留学生が408人を占める。近年、留学生数は増加傾向にある。


 本山美彦・大学院経済学研究科長経済学部長は「京大には中国にも存在しない貴重な漢籍など、中国研究に欠かせない資料も豊富にある。アジアの留学生の大半は米国を目指すが、彼らに日本で勉強してもらい、帰国後、日本の良さをPRしてもらえれば」と話している。 
【高田房二郎】
[2001-06-04-15:10]



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