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千葉商大8年の年限撤廃 勉学時期は人それぞれ
2001.6.3 [he-forum 2015] 千葉商大8年の年限撤廃 勉学時期は人それぞれ (共同通信)


千葉商大8年の年限撤廃 勉学時期は人それぞれ


共同通信ニュース速報


 千葉商科大学(千葉県市川市)は、八年とされている学生の在籍年限を本年度から撤廃した。一度入学すれば中退した場合でも、勉学の意欲がわいた時に再度入試を受けずに復学できる。加藤寛学長は「勉強したい時期は人それぞれ。八年と区切るのはおかしい」と言う。少子化に対する大学の生き残り策の一環で、追随する動きもありそうだ。
 在籍年限についての法的規制はないが、ほとんどの大学が学校教育法の「大学の修業年限は四年とする」という規定に基づき、慣例的に二倍の八年と学則で定めている。文部科学省は「年限撤廃は聞いたことがない」という。
 八年より長く在籍するには教授会と学長の承認が必要で、怠惰な学生が無制限に増えないよう配慮する。既に、経済的な理由で在籍九年目に入った学生の復学を認めた。
 学生にも好評で、一年生の八代翔一さん(18)は「社会に出た後で勉強したくなることもあると思う。壁はなくしたほうがいい。年上の人との交流は有意義だ」と歓迎する。
 野村総研で学校法人の経営相談を担当する日戸浩之・上級コンサルタント(39)は「何年でもいられるなら、いろいろな技術や経験を積めるよう、教育内容を充実する必要がある」と指摘している。

(了)
[2001-06-02-17:02]


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