独行法反対首都圏ネットワーク


投書 「「自己責任」とは???」
出典:週刊産総研労組つくば第7分会 斗争ニュース(No.7914,6月22日号)


独行法反対首都圏ネット事務局です。
下記の文章は、関係者の全面的な了解・協力に基づいて公開いたします。

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投書 「「自己責任」とは???」


6月16日の朝日新聞に、澤昭裕前人事課長の投稿?記事が掲載されていた。既に読まれた組合員の方も多いのではないでしょうか?見出しは、「国立大学法人化の議論大詰め 自己責任で競争促進を」である。見出しは新聞社の責任といわれると困るので、この(投稿)記事の最後の文章から引用する「・・・、庇護に慣れた国立大学の革新をもたらすには、もはや自己責任による選択を迫るしかない。」この(投稿)記事では、もっぱら「競争的環境」・「資金の自力調達」・「自己責任」が主張されている。これらは、工技院時代の説明会で散々聞かされた言葉である。
  さて、「自己責任」とは何かを問いたい。私の定義では「自らが責任をもって最後 まで関与すること(見届けること)」である。しかし、澤氏はどうであろうか?澤氏の現在の肩書きは「経済産研究所研究調整ディレクター」。私はずーと「(独)産業 技術研究所○○△△」に留まり、この産総研の今後の発展に寄与されるものと思いこんでいたのですが!外れてしまった。(移行期のごたごたで、闘争ニュースを読むひ まも無く、情報遅れが恥ずかしい。)
  彼は、現在の産総研の混沌・散々な状況を知っているのであろうか?ユニット付き の職員がどんなに過重の残業で疲弊しているかを知っているのであろうか(これは、「前人事課長」として責任をとるべき問題である)。人に「自己責任」を求めるのであれば、自らが「自己責任」をとっていただきたい。
 「獅子は我が子を千尋の谷に突き落し、這い上がってきた子を育てる」という。こいうしつけがあっても良かろう。しかし、子が這い上がってきたときに親がいないの では、「遺棄」である。
  WEBシステムが完備しないばかりに残業を強いられている職員には、十分な残 業手当を支給すべきである。組合はもっとこのことを要求しよう。「通常(サービ ス)残業省」の時代は終わったのだ。今は「産総研」の時代である。もう「ストライ キ」だ!!! たとえ、研究用の物品購入が数日滞っても良いではないか。残業で疲弊した職員とその家庭を、皆で守 ろうではないか!

「自己責任」を果たすために署名  長 秋雄(地圏資源環境研究部門)

出典:週刊産総研労組つくば第7分会 斗争ニュース(No.7914,6月22日号)


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