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<文部科学省>授業料や入学金設定で、各大学に裁量を認める方針
2001.5.12 [he-forum 1906] 毎日新聞05/11
『毎日新聞』2001年5月11日付
<文部科学省>授業料や入学金設定で、各大学に裁量を認める方針
国立大学の独立法人化について検討している文部科学省の有識者会議は11日、各大学の授業料や入学金などを、一定の幅を設けた上で大学の裁量で決められる方針を固めた。現在、国立大はすべて一律の授業料・入学金だが、私立大のように学費に格差が生じることになりそうだ。
財務会計制度を検討している委員会で、委員から「大学間の競争がないと独法化の意味がない」などと意見が出て、国が一定の幅を示し、その範囲で各大学が決めるのがふさわしいとした。
国立大学の授業料は、現在年額49万6800円で入学金は27万7000円。公私格差の是正を理由に、10年前に比べて授業料は約12万円、入学金は約7万円値上がりした。私立大の00年度の平均額は、授業料が文科系学部で69万円、医歯系学部は294万円など格差がある。全体の平均は授業料が約80万円、入学金は29万円となっている。 【澤圭一郎】