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短大もセンター試験、04年度から 文科省が容認
2001.5.16 [he-forum 1928] 短大もセンター試験、04年度から 文科省が容認(朝日新聞)


短大もセンター試験、04年度から 文科省が容認


朝日新聞ニュース速報


 文部科学省は、これまで事実上4年制大学に限定してきた大学入試センター試験の利用を、短期大学にも広げる方針を固めた。試験会場の管理などで問題がなければ、04年度にも実施する方向で検討している。少子化時代に生き残りを図りたい短大側の要望を受け入れる格好だ。
 大学入試センター試験は90年、共通一次試験にかわって、各大学の判断で科目を選べる統一試験として導入された。国公立大のほか、今春は私立大でも266大学にまで広がった。利用大学は、校舎を地域の受験生の試験会場として提供し、試験監督などを任される。短大も制度上は大学の一形態だが、同省は教員数など規模が小さい場合が多く、試験管理に支障があるなどの理由で、事実上利用を認めてこなかった。
 同省の方針転換について、大学入試センターは「大学併設の短大もある。小規模な短大も、近隣の大学や短大と共同なら試験管理も可能だ」と判断。日本私立短期大学協会は「大学と同じ試験を導入することで大学の一部と認められ、社会的評価が高まる」と期待し、今年度中に各短大の希望を調査する予定だ。
 短大在学生は、93年度に約53万人に達したが、少子化や就職難も手伝って大学や専門学校への進学が増加するのにつれて減少し、昨年度は約33万人になった。学校数も96年をピークに減少に転じている。大きく定員割れしている短大も少なくなく、同協会は「センター試験利用」や「短大という名称の廃止」などを要望していた。
[2001-05-16-03:08]



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