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国立大学:独法化後の業績を評価、予算配分に反映へ 文科省
2001.4.28 [he-forum 1863] 毎日新聞04/28
『毎日新聞』2001年4月28日付
国立大学:独法化後の業績を評価、予算配分に反映へ 文科省
国立大学の独立行政法人化(独法化)について検討している文部科学省の調査検討会議は27日、独法化後の大学業績を評価し、結果を予算配分に反映させるとする検討案を明らかにした。国からの交付金が傾斜配分されることになれば、大学運営に大きな差がつく可能性もある。
検討案によると、大学の教育や研究の中期目標について、その評価を文科省の評価委員会か新たにつくる国立大評価委員会が「大学評価・学位授与機構」などに依頼するように提案。その評価結果は「次の中期目標期間の運営交付金の算定に反映させる」方向で検討する。
これに対して、委員からは「傾斜配分を示すのはよくないのではないか」「評価委員会がどのようなものになるのか、はっきりさせるべきだ」などの意見も出た。中期目標や計画のイメージ例として、教員の能力評価の実施も提言した。 【澤 圭一郎】