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県立大が任期制導入 工学部助手に、今年度採用から /富山
2001.4.24 [he-forum 1849] 毎日新聞04/21
『毎日新聞』(富山版)2001年4月21日付
県立大が任期制導入 工学部助手に、今年度採用から /富山
県立大は今年度の採用者から、工学部全講座の助手に任期制を導入する。19日の教授会で決定した。「大学の教員等の任期に関する法律」では、任期を定めることができる教員は「教授、助教授、講師、助手」と定めている。県立大によると、工学系国公立大学の学部全講座で導入したのは全国2例目で「教育・研究の一層の活性化が図られる」としているが、教授らを除外して、助手だけを対象に任期制を導入することの是非が問われそうだ。
任期制は、研究業績を挙げない教員が滞留していることなどへの批判を受け、「大学改革」を掲げた96年の大学審議会答申に盛り込まれ、97年に法律が制定された。
県立大の対象は、工学部の機械システム工学科、電子情報工学科、生物工学研究センターの計23講座と一般教育の助手。最初の任期は7年だが、2回まで再任が可能。再任の任期は4年で、最長で15年となる。
県内では、富山医科薬科大薬学部、大学院薬学研究科、和漢薬研究所、遺伝子実験施設で99年から全教員を対象に任期制を導入。富山大では理学部の一部講座で99年から、助手を対象に導入している。 【野地哲郎】
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