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英語はTOEFL、TOEICで 東大大学院が新入試
2001.4.18 [he-forum 1835] 英語はTOEFL、TOEICで 東大大学院が新入試(朝日新聞)
英語はTOEFL、TOEICで 東大大学院が新入試
朝日新聞ニュース速報
東京大学大学院新領域創成科学研究科は18日、02年度の入試から、英語力の判定資料としてTOEFLとTOEICを使うと発表した。コースによっては試験問題を作ることをやめ、これらの成績だけで英語力を判定する日本の大学で初の試みとなる。
同科は「幅広い視野で研究するには、外国人学生の受け入れや外国人と自由に意思疎通できる日本人学生が不可欠。そのためには世界標準で学力を測りたい」と説明している。
新方式は、環境学専攻の3コースで導入する。国際環境協力コースの修士・一般選抜ではTOEFLだけで判定。人間人工環境コースの博士・社会人選抜ではTOEFLかTOEICの結果の提出を義務づける。その他の選抜では、TOEFLでも良いし従来型の試験を受けても良い。 TOEFLやTOEICは年に複数回受験できる。受験生にとっては「一発勝負」が避けられる。また大学側にとっても、限られた入試の時間で英語以外の能力をみることが可能になる。 98年に設立された同科は環境学と基盤科学、先端生命科学の3専攻からなる。これまでの追跡調査では、独自試験には自然科学の語い力が必要で、独自試験の成績が良い受験生はTOEFLも高得点だが、TOEFLが高得点だからといって独自試験に合格するとは限らなかった。
このため、専門性を多少犠牲にしても、社会科学も含めた広い視野が必要となる環境学で先行して始めることにした。
TOEFL 英語圏の大学・大学院に留学するために必要。日本での受験者は年間延べ11万人。110校以上の大学が高得点者を入試で優遇している。
TOEIC 日本での受験者が00年度、初めて100万人を超えた。ビジネス利用が中心だが、就職に有利になるため約260の大学でも採用している。
[2001-04-18-23:56]